パワーストーンの歴史|その歴史は紀元前まで遡ります
「パワーストーン」という呼び方は日本文化だと思いますが、「石には神秘の力が宿っている」という考え方は紀元前からありました。
時代を紀元前まで遡って見てみましょう。
世界最古・メソポタミア文明とパワーストーン
メソポタミア文明といえば世界最古の文明とされており、学校で必ず習いますよね。
紀元前3000年頃ティグリス・ユーフラテス川にシュメール人が人類初となる都市国家を創りました。
メソポタミア文明といえば古代都市ウルですね。日干し煉瓦の町並みが広がっており、市街地は8mほどの大きな城壁で囲まれていたそうです。
中心部には聖域があり、そこには巨大な神殿が建立されていたのは有名な話です。
収穫物や財宝を捧げ繁栄と豊穣を祈っていたわけですが、ラピスラズリやカーネリアン、金などで作られた装飾品が発掘されています。
繁栄と豊穣の祈りの際に、私たちの表現でいうところの”パワーストーン”が用いられていたわけです。
人類初の文明であるメソポタミア。
パワーストーンはこの時からすでに人類との特別な関係を築いていたわけですね。
古代エジプトとパワーストーン
古代エジプトの歴史は紀元前3000年頃から約3000年も続いた長い文明として有名です。
こちらも学校で必ず習いますね。
いまいちピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、ピラミッドをはじめ、クレオパトラやツタンカーメンといえば分かりやすいでしょうか。
「”死”は来世への生まれ変わりの過程に過ぎない」という考え方が根付いていたのは有名は話です。
エーベルス・パピルスはご存知でしょうか。
紀元前1550年頃に書かれた世界最古の医学百科なのですが、紀元前3400年頃にすでにあった文章を書き写したものの可能性があるそうです。
魔法や呪文、薬の調合法や治療薬などがたくさん書かれているそうです。魔法・呪文・薬が同じ土俵に上がっている点はとても興味深いですよね。
特徴的なのは、「肉体的な病」と「精神的な病」とが同じように扱われている点です。
どうでしょう?パワーストーンの考え方に似ていませんか?
パワーストーンは精神面に強く影響を与えてくれるものですが、”病は気から”というように、精神的な問題の解決が肉体的な病の解決へと繋がることもあるはずです。
もしかすると、「パワーストーンの土台」は古代エジプトが起源といっても間違いではないのかもしれませんね。
エーベルス・パピルスにはラピスラズリ・ヘマタイト・アズライトといった私たちが知っているパワーストーンたちが数多く登場しているそうです。
薬として紹介されている天然石も多くあるそうですよ。
メソポタミア文明にも私たちが知っているパワーストーンが数多く登場しますが、古代エジプトの方がより「私たちと同じ扱い方」のような気がします。
また、当然?のことながらあの有名なピラミッドにはラピスラズリ・トパーズ・タイガーアイ・ジェダイドといった天然石の装飾品が数多く埋葬されていたそうです。
これらは実際に発掘されているので事実ですね。
クレオパトラはマラカイトの粉末を油で練ってアイシャドウとして用いていたという話もありますし、ツタンカーメンの黄金のマスクにカーネリアンやラピスラズリ、水晶などで装飾されているのは有名な話です。
ちなみに、銀とラピスラズリは当時のエジプトでは金よりも高価だったそうです。
当時の息吹を感じることができるパワーストーンの世界
少々ロマンチック過ぎる表現ではありますが、私たちが気軽に手にできるパワーストーンは、紀元前という遥か昔の時代でもやはり”パワーストーン”だったのだと思います。
歴史の教科書の最初のページの時代から現代にかけて…長い年月を経てもなおパワーストーンは人々を魅了し続けているのは紛れもない事実ですね。
こういった歴史を知ることで、パワーストーンの奥深い魅力をさらに感じ取ることができると思います。
パワーストーンの歴史はぜひ知っていただきたいテーマなので、次回も同じテーマで記事を書こうと思います。
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