溶練水晶とは|天然水晶・本水晶などの違い

パワーストーンとして万能の効果がある水晶。その中性的な美しさは不動の人気がありますよね。
人気の石には必ず”ニセモノ”がつきものですが、水晶も例外ではありません。
今回はニセモノの話ではなく…
- 天然だけど天然ではない
- 人工だけど人工ではない
これら当てはまる石があります。
今回のテーマは【溶練水晶】です。
溶練水晶ってなに?
日本語の素晴らしさをあらためて感じる瞬間かな、と思ったりもします。
溶練水晶という名前をはじめて目にした方はとても多いと思いますが、なんとなくイメージできたのではないでしょうか?
日本語って、はじめて目にしたものであっても漢字などから具体的なイメージが湧いてくるときがありますよね。
溶練水晶はイメージとおり、溶かして・・・練って・・・といった感じです。
ただ、ずばり直球で表現してしまうと『ガラス』です。
水晶は、溶かすとその結晶を失ってしまいます。
結晶を失った水晶を練ってかためてひとつにしたものが溶練水晶で、結晶のない水晶はガラスなんです。
ですから、溶練水晶を正式に鑑別するとガラスとなるわけです。
天然水晶の屑を溶かしてつくっているのだから溶練水晶も天然だ!
と言いたいところですが、残念ながら・・・そもそも”水晶”ですらなくなっているわけですね。
天然水晶・本水晶・ガラスの違い
どうでしょう?違いって分かりますか?
難しい話や専門用語は一切なしで、簡単に違いを説明することができます。
■天然水晶
一切人の手を加えていない”天然”の水晶
■本水晶
人の手が加わったけど正真正銘ホンモノの水晶(結晶がある)
■ガラス
成分は水晶であっても結晶がないのはガラス
となります。
ホンモノの水晶なのかどうかを意識される方が多いと思いますが、溶練水晶のように残念ながらガラスにカテゴライズされてしまうものもあります。
ですので、少々専門的に「結晶あるかどうか。失ってないかどうか」を意識すれば良いでしょう。
天然水晶か本水晶かは見れば分かるものです。ぜんぜん違うので。
「キレイ!」と目を見張る美しさ、透明さがあるのは本水晶ですからね。
パワーストーンを語るうえで水晶を避けることはできません。
ジャンル問わず、知ってるようで知らないことは意外と多いものです。
当ブログでは代表的な天然石はほぼ網羅していますが、細かい知識はまだまだ網羅できていません。
これからはもう一歩二歩踏み込んだ専門的な話も書いていこうと思います。
どうぞよろしくお願い申し上げます。