天然石の代表的な採掘方法|過酷な採掘現場
今回は、何となくイメージはできるけどあまり詳しくは知らない”天然石の採掘方法”に関して書こうと思います。
採掘方法はいろいろあるのですが、鉱山や採掘する石、立地などなどによって最適な方法で行われます。
世界的に有名な鉱山や、良質な宝石の原石が採れる鉱山では、採掘現場のすぐ近くに村があって、そこで多くの人が生活しています。
”村”という表現だと小規模の集落をイメージされるかもしれませんが、場所によっては数十万人という規模の村があったりします。もはや”街”ですね。
こうした人々のおかげで、美しい宝石・天然石に触れることができるわけです。
では、採掘方法はどのような種類があるのでしょうか。
代表的なものをご紹介します。
水圧式
柔らかい土が積み重なっている層から採掘する場合は水圧式という方法が用いられます。
大量の水を浴びせて泥の池のような状態にし、ポンプで泥ごと一気に吸い上げていきます。
水や土砂を取り除くためのフィルターにぶちまけて、フィルター上に残ったものから原石を探す方法です。
ダイナマイト式
硬い岩盤を深く掘り進まなければいけない場合はダイナマイト式という方法が用いられます。
イメージとおり、ドーンと爆発させるわけです。
硬い岩盤を200~400mといった深さまで掘り進めるため、ダイナマイトで岩盤を砕き、砕いた岩盤を地上に運び・・・を繰り返していきます。
言うまでもなくとても危険な作業ですし、岩盤を運ぶ作業は超重労働です。
露天掘り
河川の近くなどの水田付近では露天掘りという方法が用いられます。
井戸を掘る感じで10~30mほど掘り進みます。粘土層まで到達したら、横へ掘り進めていきます。
ポンプで常に水と土砂を吸い上げていき、土砂の中から原石を探します。
川掘り・土地掘り
シンプルに、川底や土地を掘り返えし原石を見つける方法です。
機械で大規模に行うのが基本ですが、個人で地道に掘って探すケースも多々あります。
一攫千金を狙った人たちでごったがえしている鉱山もあったりします。
当たり前ですが、勝手に採掘することはできません
鉱山へふらっと立ち寄って汗を流しながらせっせと採掘・・・はできません。当たり前ですね。
現地の人々の大切な収入源であり、場所によっては唯一の産業だったりします。
現地の人々から直接原石を買い付ける、場所によっては可能で、場所によっては不可能です。権利関係に厳しい場所も多いので。
私は鉱山の雰囲気は大好きです。なんていいますか「地球で生活してるんだ」ということを肌で感じることができる場所という感じがします。
美しい宝石や天然石・パワーストーンを楽しめるのは、鉱山で働く人々のおかげということを忘れず、感謝しながら大切に扱っていきたいですね♪
スファレライトの効果・意味|圧倒的な輝きを放つ幻惑の石
今回ご紹介するパワーストーンは、光の分散度ではダイヤモンドをも凌ぐ石『スファレライト』の効果を詳しくご説明します。
スファレライトのデータ
・主な原産国:スペイン、メキシコなど
・硬度:3.5~4
・主成分:(Zn,Fe)S
・結晶系:等軸晶系
スファレライトの特徴
スファレライトは日本も有数の産地で、秋田県と岐阜県の鉱山がとても有名でした。今はもう採掘されてないので産地から除外されます。
写真では分かりにくいのですが、スファレライトは驚くほど光を分散させます。ダイヤモンドの数倍、光の分散させるそうです。
一言で表現すると「ものすごい輝く」です。強い光を当てなくてもギラギラ輝く感じです。
和名は「閃亜鉛鉱(せんあえんこう)」といいます。”閃”という漢字がキラキラしてる雰囲気が伝わってきますね。
基本的に不純物である鉄を多く含んでいることが多いので、黒っぽい色で産出します。本来は無色か黄色っぽい色なんですが、黒色のイメージが強い気がします。
ひとつ疑問を抱いてしまいます。
ダイヤモンドよりもキラキラしてるのなら、ものすごい有名な宝石になっていてもおかしくないですよね。
理由はとてもシンプルです。硬度が3.5~4ほどしかないので宝石にはなれないからです。”極めて硬い”ことも宝石で必要な要素ですから。
それに、一定方向に割れやすい性質(劈開:へきかい)もあるのでなおさらですね。
スファレライトという名前。ギリシャ語で”裏切り者、嘘つき者”といった意味があります。
敬遠してしまいそうな名前ですが、内包物によっては色が全然違ったりするので鑑別するのが面倒というか難しいことがあり、それがそのまま名前になっていったんだそうです。
スファレライトの効果
パワーストーンとしてのスファレライトはとても強力です。そのギラギラ輝く姿、力強いエネルギーを体現しているかのようです。
持ち主の色気を引き出し、異性を魅了させる効果がとても強い、といわれています。
セクシーな人。そんな印象を与えることができるようになるでしょう。
心と心が通い合って恋愛が成立するわけですが、スファレライトは心よりも見た目というか、雰囲気で恋愛を勝ち取るようなイメージですね。
名前からも言えるように不遇な扱いを受けてきた歴史があるので、それが逆にスファレライトを強力なパワーストーンへと押し上げたのでは、と唱える人もいます。
要するに「俺(私)を見て!」「ここにいるよ!!」という叫び。それがエネルギーとなり、異性を魅了させるパワーストーンへ昇華したのかもしれませんね。
スファレライトの具体的な効果
・自身の魅力に気づく
・異性を魅了する
・自己を主張する力が増す
・存在感を増す
宝石(色石)の1カラットあたりの輸入原価|ランクの違い
今回は宝石に関する内容を書いてみようと思います。
ずばり”1カラットあたりの輸入原価は、ランクの違いでどれくらい差があるものなのか”です。
宝石(色石)のランクとは?
「色石(いろいし)」とは、色のついた宝石です。ルビーやサファイア、エメラルド、オパール、翡翠(ヒスイ)などですね。
同じくらいの大きさなのに価格がまったく違うことってありますよね。
大きなショッピングモールなどに行くと天然石屋さんがあったりしますが、ガラスケースに入ってる石たちはすごく高いです。同じくらいの大きさなのに、です。
ランクが高いからですね。言い換えると、”高品質”というわけです。
さらに正しい表現としては”希少性”となるでしょう。高品質であっても希少性がないのなら安価ですからね。
財産的な価値があるのは全体の10%?
たとえば世界中からルビーを集めたとします。
90%はCクラス以下になります。アクセサリーなどに気軽に用いることができるランクです。正真正銘本物のルビーですが、財産的な価値はありません。
残りの10%は財産的な価値があるのかというと、そういうわけでもありません。10%の中から、今度は人の手が加わって財産的な価値があるルビーへとなっていくわけです。
10%の中でごくごく僅か、100万個に1個だけくらいのごくごく僅かがAクラスとなります。
Aクラスのさらに上、超特級と呼ばれるクラスになると、ほぼ0%です。確率で言えば0%。発見されない!と言ってしまっても間違いではないほどの希少性となります。
宝石(色石)の1カラットあたりの輸入原価
では、1カラットあたりの輸入原価はどんな感じでしょうか。
たとえば、あなたが産地から直接、1カラットのルビーを仕入れるとしましょう。中間マージンのない”原価”ですね。
Cクラスだと5~20万円ほどでしょう。けっこう幅がありますね。
Bクラスだと20~60万円ほど。
Aクラスだと60~100万円、特級クラスだと100~200万円。
そして、超特級クラスになると200~600万円が相場だといわれています。
同じ1カラットのルビーでも、5万円~600万円という幅があるわけですね。
他の色石たちもルビーほどではないにしても、数万~数百万円の幅があります。
高額であれば高ランク?いいえ、違います
前述したのは”原価”ですので、高額であればあるほど高ランクです。というより、高ランクだから高額です。
では、たとえば1カラットのルビーの指輪があったとして、200万円の販売価格だとしましょう。
200万円なのですから高ランクであると期待しますね。Aクラスに該当するルビーなら嬉しいですが、残念ながら…おそらくBとCのちょうど間くらいのクラスに該当するルビーでしょう。
問屋が間に何社入っているかで販売価格は大きく変わってきます。ものすごい変わります。場合によると倍くらいの差がでます。
なので、高額だから高ランクとはいえません。
何社もの問屋と経由したCクラスのルビーと、問屋を経由しないBクラスのルビーなら、後者のルビーの方が販売価格は安くなると思います。
百貨店で販売されているものは、基本的に複数の問屋を経由しているので高額です。まさに百貨店価格です。
まったく同じものを問屋を介さずに手に入れることができれば、半額未満の価格になるでしょう。もっと安くなるかもしれません。
ただし、しっかり鑑別できる目があればの話です。
信頼できるお店で買うのが一番
パワーストーンのブレスレットも、信頼できるお店で買うのが一番です。
本来であれば5,000円で販売するのが妥当なものを20,000円で販売しているお店があったり、たとえば濁った水晶をアゼツライトを偽って高額で販売しているお店があったり、といろいろあるからです。
宝石ではない天然石たちでさえこれです。
何十万円、何百万円といった高額な宝石の世界になってくると、ひとつのトラブルが大きな大きな問題へと発展していくでしょう。
だからこそ、信頼できるお店で買うのが一番です。高くても百貨店で買う、もしくは有名ブランドの直営店で買うのが一番でしょう♪
ブレスレットのゴムの結び方|結び目無しの加工について
当店のブレスレットは『結び目無しの特殊加工でブレスレットを制作』しています。
ブレスレットを自作された経験のある方も多いと思いますが、固結びでキツく結び、結び目をボンドで固めて石の穴に隠す…という方法だと思います。
この方法でも十分素敵なブレスレットが完成しますが、専門店である当店が同じように作るわけにはいきません。
ブレスレットのゴムを結び目無しで繋げるには温度が大切
どのような方法で結び目無しで繋げているのか、ご質問を頂くことがあります。
大変申し訳ございませんが、具体的な方法をご説明することはできません。なぜなら、当店にとって大切なノウハウなので開示することができないからでございます。
何卒ご理解ください。
ヒントを少々。
ほぼ正解に近い方法にたどり着いてる方もいらっしゃるのですが、うまく繋げることができなていないようです。
なぜ繋げることができないかというと、温度に問題があるからです。
シリコンゴムでもオペロンゴムでも、方法は同じです。
溶接をするイメージですが、完璧なタイミングで一気に作業を完了させなければいけません。
温度が高過ぎると溶けてドロドロになり、低すぎると表面だけが溶け内部は硬いままですので繋がりません。
なぜ一気に作業を完了させなければいけないかというと、驚くほど早く冷えて固まってしまうからです。
固まる前に作業を完了させる必要があるわけです。経験上、2秒以内に完了させなければうまくいかないはずです。
完璧に繋げなければ簡単に切れてしまいます
結び目無しで繋げる特殊な方法は、完璧にこなすと極めて頑丈な仕上がりになります。
しかし、どこかにミスがあるとちょっと引っ張っただけでプチンと簡単に切れてしまいます。
完璧じゃないけどミスではない…といった中途半端な仕上がりの場合は、ちょっと力強く引っ張るとゴムが伸びてしまってブレスレットの形が変形してしまいます。
とてもデリケートです。
ブレスレットを自作する場合、ゴムは固結びするのが無難
ブレスレットを自作するということは、ゴム(中糸)の交換もいつでも自分でできるということです。
ですので、耐久性などあまり深く追求する必要はないように思います。数カ月ごとに交換してしまえばいいわけですから。
どうしても結び目無く繋げてみたい、という場合は「温度」がポイントで、作業は2秒以内!です。
ほぼ正解までたどり着いてる方であれば、おそらくこのヒントでうまくいくと思いますよ♪
いろいろ試行錯誤してみてくださいね。
アグニタイトの効果・意味|火の神の名を持つ特別な水晶
今回ご紹介するパワーストーンは、アゼツライトと同じように特別扱いされている水晶『アグニタイト』の効果を詳しくご説明します。
アグニタイトのデータ
・主な原産国:アフリカ、マダガスカルなど
・硬度:7
・主成分:SiO2
・結晶系:六方晶系
アグニタイトの特徴
アグニタイトは水晶ですが”特別な水晶”として扱われています。アゼツライトと似た境遇ですね。
アゼツライトと同じでアグニタイトもロバート・シモンズ氏が率いるヘブンアンドアース社から購入したものだけが本物であり、それ以外は例外なくニセモノとなります。
とても似た存在ではありますが、アゼツライトほどの希少性はないので、価格も比較的安価となります。
”アグニ”とは、古代インド言語のサンスクリット語で「火」「火の神」を意味します。
水晶の中に赤みを帯びたヘマタイトの層や筋があるものがアグニタイトと呼ばれます。水晶にヘマタイトが混じった鉱物、と言っても間違いではありません。
ヘマタイトといえば黒っぽい銀色のような色をしていますが、結晶を磨り潰すと赤くなる性質があります
ということは、自然の力でヘマタイトがすり潰され、それが長い長い年月を経て水晶の中に流れ込んでいった、ということが想像できますね。
アグニタイトの効果
アグニタイトは精神的な部分よりも肉体的な部分に強い影響を与えるパワーストーンだといわれています。
アグニの「火」、ヘマタイトは血液に良い効果がり”ケガをしないように”とのお守り、この2つが組み合わさったものがアグニタイトなので、なんとなくエネルギッシュな感じがしますね。
体の中にたまっている負のエネルギーを綺麗さっぱり浄化してくれる効果がとても強いです。
また、夢や目標・目的に向かって困難な道を突き進むための勇気や力を授けてくれる効果もある、といわれています。
体力的な疲れからの回復を促進してくれる効果も強いといわれています。疲れがたまりやすい体質の方にはピッタリのパワーストーンだと思いますよ。
アグニタイトの具体的な効果
・活力を与える
・負のエネルギーを浄化する
・前進する力・勇気を与える
・肉体的な疲れを回復させる