【天然石の産地:日本】有名な天然石の産地-琥珀(アンバー)-
琥珀(アンバー)で世界的に有名な産地といえば北ヨーロッパに位置するバルト海沿岸です。
ロシアも琥珀の産地として有名で、日本で買うよりもロシアで買う方が圧倒的に安いのは有名は話です。
日本で採掘できる美しい石「琥珀(アンバー)」
をご紹介しようと思います。
琥珀は樹脂が結晶化したものなので正確には鉱物ではありませんが、宝石として認知されており、パワーストーンとしても知られています。
あまり知られていないかもしれませんが、琥珀の三大産地のひとつが日本です。
具体的には「岩手県久慈市」が「バルト海沿岸地方」「ドミニカ共和国」と並び琥珀の三大産地とされています。
琥珀(アンバー)の産地:岩手県久慈市
日本産の琥珀といえば岩手県久慈市が筆頭でしょう。日本最大の琥珀産地ですからね。
また、日本で唯一の琥珀専門の博物館(久慈琥珀博物館)があるのはあまりにも有名です。
約8500万年前…恐竜が地球を支配していた時代の地層から採掘されます。含有物として虫がいると、DNAから恐竜を生み出す…といった映画のような話も夢物語ではないそうです。
世界的に見ても、久慈市の琥珀は「古い」ため資料的価値も高いのが特徴です。
2012年5月に、久慈市で恐竜の化石が発見されたというニュースがありました。琥珀を採掘するつもりが、恐竜の化石を採掘してしまったそうです。
恐竜の時代に遡ることができれば、もしかすると久慈市は恐竜のバラダイスだったのかもしれませんね。
余談ですが、岩手県久慈市といえばNHKの朝の連続ドラマ「あまちゃん」のロケ地でしたね。
他にも千葉県銚子市などがあります。
今回は「天然石の産地:日本」というテーマで『琥珀(アンバー)』をピックアップしてみました。
日本で採れる天然石はまだまだありますので、またの機会にご紹介しますね。
【天然石の産地:日本】有名な天然石の産地-ダイヤモンド-
「日本で採掘できる宝石」といえば何をイメージされますか?
世界的には翡翠が有名ですが、おそらく…真珠をイメージされた方が多いのでは、と思います。
表現が適切かは分かりませんが、間違ってもダイヤモンドをイメージされる方はいらっしゃらないのでは、と思います。
しかし、日本でもダイヤモンドが発見されています。
「ダイヤモンドの産地=日本」とはいえないのですが、発見された事実があるのですから知っておくべきでしょう。
奇跡の発見。愛媛県のダイヤモンド
まず先に申し上げておくべきこととしまして「日本産ダイヤモンド」が市場に流通することはありません。
なぜなら、2007年に愛知県で発見されたのは”岩石の中にある1000分の1mmほどのダイヤモンド”だからです。
とても宝石にすることはできないわけですが、もしかしたら他にも発見できる場所があるのでは?と想像力を駆り立てられる話ですよね。
謎多き日本産ダイヤモンド
地表から100km以上深い場所で、超高圧・超高温という過酷な世界で炭素が硬い結晶になり、やがてダイヤモンドとなります。
10億年以上前にできた古い大陸で発見されるのが常識となっています。言い換えれば、それだけ長い年月をかけなければダイヤモンドは生成されないわけです。気が遠くなる話ですよね。
日本でダイヤモンドが発見されない理由、言い換えると発見されてはいけない理由は「6億年前以内に誕生した”比較的新しい地殻”に存在する国」だからです。
さらに詳しくいうと、日本はプレートとマントル、そして火山活動の関係により「ダイヤモンドの発見はあり得ない国」とされています。
地球規模で言うところの”新参者の日本”でダイヤモンドが発見されてしまうと…これまでの常識が覆されてしまいますよね。
そして・・・見事に覆されてしまったのが2007年というわけです。
「愛知県のとある山中」としか公表されていません。公表したらいろいろ大変ですからね(笑)
日本はダイヤモンドの産地の仲間入りできるか
こればかりは何とも言えませんが、少なくとも私が生きてるうちは「あり得ない」でしょう。
もし仮に日本のどこかの地中にものすごい量のダイヤモンドが眠っていたとしても、それを発見するのは至難の業でしょう。
それに、もし発見したとしても採掘するのも至難の業でしょう。
そういえば2013年8月、ごく最近の話ですが、大阪大学住友電気工業との共同研究で『ダイヤモンドよりも硬い人工ダイヤモンド』の合成に成功したとの報道がありますよね。
ナノ双晶多結晶ダイヤモンドと名付けられていますが、世界に誇る日本の技術力が、宝石界に革命をもたらす日はそれほど遠くないのかもしれません。
【天然石の産地:日本】有名な天然石の産地-翡翠-
パワーストーンといえば「天然石」を連想される方が多いと思います。私もそのひとりです。
天然石の種類はとても多く、産地は世界中に散らばっています。
当然といえば当然なのですが、日本でも多くの天然石が採掘されています。
今回のテーマは
日本で採掘できる美しい石「翡翠」
をご紹介しようと思います。
翡翠は「日本が誇る宝石」といっても過言ではないでしょう。なにせ世界三大翡翠産地なのですから。
翡翠の産地:新潟県糸魚川市/富山県下新川郡
東洋の宝石と称される翡翠。日本も主な産地として名を連ねています。
代表的なのは「新潟県糸魚川市」と「富山県下新川郡」でしょう。
新潟県糸魚川市:翡翠園
新潟県糸魚川市といえば高品質の翡翠で有名で、日本では唯一、そして世界有数の「宝石質翡翠」として知られています。
また、『翡翠園』があることでも有名です。本格的な美しい日本庭園で、なんと70tもの巨大な翡翠の原石があります。
新潟県糸魚川市は「世界三大翡翠産地」として知られており、縄文時代にこの地で翡翠による宝石文化が誕生したといわれています。
世界ではじめての宝石文化が新潟県糸魚川市で誕生した…という説があるほどです。
富山県下新川郡:ヒスイ海岸
宮崎地区には有名な「ヒスイ海岸」があります。
険しい山々の峰が迫る美しい海岸で”日本の渚・百選”に選定されているわけですが、翡翠の原石を拾えることで有名です。
翡翠の原石が海岸に打ち上げられることから「ヒスイ海岸」と呼ばれています。
小石に混ざって翡翠の原石があるわけですから、とてもロマンチックですよね。
4~5cmほどの原石が比較的多いようで、色は様々です。
翡翠の原石はかなり硬いため、小石に比べると角張っているものが多いようです。そして小石よりも重いのも特徴です。
これらの特徴をしっかり覚えたうえでヒスイ海岸にいくと、見事に翡翠の原石を手にできると思います。
ちなみに、季節問わず拾えるようですよ。
今回は「天然石の産地:日本」というテーマで『翡翠』をピックアップしてみました。
日本で採れる天然石はまだまだありますので、またの機会にご紹介しますね。