ブラジリアナイトの効果・意味|20世紀の三大宝石の一角
今回ご紹介するパワーストーンは、20世紀に発見された三大宝石の一角であり、すでに枯渇寸前の希少石『ブラジリアナイト』の効果を詳しくご説明します。
ブラジリアナイトのデータ
・主な原産国:ブラジル、アメリカなど
・硬度:5.5
・主成分:NaAl3[(OH)2/PO4]2
・結晶系:単斜晶系
ブラジリアナイトの特徴
ブラジリアナイトはナトリウムとアルミニウムのリン酸塩で、黄色から黄緑色をしています。柱状結晶を生成するのが特徴です。
1942年、美しい緑色を帯びた石がブラジルのミナスジェライス州で発見されたのですが、当初はクリソベリルだと思われていたそうです。
クリソベリル専門のディーラーが手にしたのですが、クリソベリルではないような・・・と思い、たまたまリオ・デ・ジャネイロのホテルに滞在していたアメリカ自然史博物館のフレデリック・ポー博士に見せたところリン酸塩の鉱物であることを見抜き、クリソベリルではないことが分かりました。
クリソベリルは酸化鉱物で硬度は8.5。でもこの鉱物はリン酸塩で硬度は5.5。
ひと目見ただけでは同じに見えそうですが、リン酸塩独特の輝きや亀裂の多さなどから専門家であるポー博士は一瞬で違いを見抜いたわけです。さすがですね。
そして1945年に正式に新しい鉱物として認められ、ブラジルで発見されたことから「ブラジリアナイト」と命名されました。
ブラジリアナイトは、タンザナイトとシンハライトに並び「20世紀に発見された三大宝石」と称されています。
タンザナイトは高い知名度と人気を誇っていますが、ブラジリアナイトはそうではありません。
産出量が極端に少ないので市場に流通する量も少ないわけです。必然的に知名度は低くなってしまいますね。
宝石として扱えるレベルの透明度を誇るブラジリアナイトはいまだに発見されていないそうです。
また、もともとあまり発見されてませんが、すでに枯渇しかかっているらしいです。希少性が高い鉱物ですが、その希少性は飛躍的に高まることでしょう。
ブラジリアナイトは自ら光りを発しているかのように見え、金がかった黄緑色は愛好家に絶対的な人気を誇っています。
ちなみに、ブラジリアナイトはやわらかく、また傷が多いので宝石としてのカットが極めて難しいです。そのため原石のままで楽しむことが多いです。
ブラジリアナイトの効果
ブラジリアナイトの石言葉は「リフレッシュ」です。とても爽やかな言葉です。ブラジリアナイトにぴったりですね。
心にモヤモヤがあって集中できない場合など、精神的に不安定な時にブラジリアナイトが傍にあれば癒してくれるはずです。
何か新しいことへ挑戦しようとするときの極度の緊張を優しくほぐしてくれるでしょう。
また、医学的な根拠はありませんが新陳代謝をうながしリンパの流れをよくしてくれる、といわれています。
肩こりや腰痛、足のむくみや便秘などにも効果がある、ともいわれています。
健康に敏感な方は、ブラジリアナイトの原石を1個持っておくと良さそうですね。
ブラジリアナイトの具体的な効果
・集中力を研ぎ澄ます
・精神的な緊張をほぐす
・身体的な緊張をほぐす
・リフレッシュ効果